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桂建設のこと

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私たちの家づくりのコンセプトは、「日々を愉しむ家をつくる」。それは当たり前のことではありますが、家族での食事と食後の団らん、読書や趣味などの自分だけで過ごす時間…それこそが人生の中で大事な時間ではないでしょうか。「家で過ごす何気ないひとときこそが愉しい」そんな家づくりを目指しています。家が完成し、お客様たちの笑顔を見たとき、喜びの声を聞いたとき…家づくりを通して私たちも愉しみながらお仕事をさせていただいていることに気づくのです。

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創業者、五十嵐一男(現会長)が1963年に個人開業し、個人の和風住宅を中心に、天竜区にある「天竜膳三好」に代表される数寄屋造りの木造建築を手がけてまいりました。丸太による寄せ棟の土庇は、「大工と雀は軒で泣く」と言いますが、何年経っても狂いなく美しい佇まいを見せています。人が生活していく上で必要なものに衣食住がありますが、時代の流れと共に、早く安く簡単に消費されていくものがもてはやされています。しかし住宅は違うはずです。手をいれながら50年耐えうる構造と、陳腐化しない意匠デザインを目指し、日々精進していきたいものです。


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日々を愉しむ家をつくる。

日本の住まいの愉しみのひとつである、四季のうつろい。窓を開け、庇を出すことにより風を呼び込み、お日様と上手に付き合う。昔は、情緒豊かな建築文化としての「意匠」がありました。例えば、土庇とぬれ縁、格子と引き戸、床座、地窓、露地と庭…。それらはエアコンのない時代に生まれたパッシブデザイン。そんな昔の知恵と技術を活かした家づくりを目指します。日射しの角度を調整し、断熱、気密、調湿をすることで、温熱環境を整えます。最小限のエネルギーで、身体にストレスのない、本質的な心地よさと暮らしやすさの追求をします。


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間取りと収納。
家族みんなが、日々を愉しむための条件があります。それは家族の中で、家で過ごす時間がもっとも長い女性が、快適であること。そのためには、「シンプルな家事導線」と、必要な場所・必要な収納「適量適所の収納」にこだわります。片付けが苦手と思っている女性も、暮らしに必要な分の収納が足りないだけだったりすることが多いのです。日々の料理や洗濯、片付けがストレスなく暮らしの中にあるような間取りと収納をご提案いたします。


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庭と家具。

庭と家具は、設計の段階で位置や仕様をしっかり決めておきたい部分。「市中山居」という言葉のように、街中に居ても山の中に居るような佇まいの庭を理想としています。濡れ縁や土間を中間領域とし、「ウチ」と「ソト」をゆるやかにつなぐことで、日本の四季を愉しむ家をつくります。土庇の家で過ごして感じることは、雨の日の心地よさ。深い庇で雨が降り込まないので、窓を開け放ったまま過ごすことができます。地面に雨が染み込んでいく様子を見ながら、土の臭いに夏の訪れを感じる…そんな心地の良い時間を大切にしたいと考えます。
家具は設計の段階で決まると、部屋の大きさや床の色なども自ずと決まってきます。お気に入りの家具とは一生のお付き合いです。


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座をデザインする。

わたしたちは家に居るとき、寝ている時間以外はほとんど座っています。お風呂やトイレでも座っています。そこで、様々な場所に座る「四つの座」のカタチを大切にしています。一つ目は、様々な高さの椅子に座る「椅子座」。二つ目は、畳や板の間に座る「床座」。三つ目は、土間との段差に腰掛けて薪ストーブの炎を愛でる「段座」。四つ目は、デッキの木陰で食事をしたり、デッキチェアで本を読んだりする「庭座」。 家をデザインする時に大切にするのは、それぞれの座った時の目線の高さ、天井の高さ、窓の位置。食事の時は、作っている人と食べている人の目線の高さを合わせ、床座の時に気持ちの良い天井の高さだったり、目線の先に庭が美しく見える窓の高さだったり。座ったときに心地よく過ごせるような住まいのご提案をいたします。

→桂建設のコンセプトモデル「四つの座をデザインする家」施工例写真集


→桂建設のコンセプトモデル「土庇の家」施工例写真集




by katsura2275 | 2016-12-14 18:08 | 桂建設について